不登校のお子さんを持つママに、絶対言ってほしくない言葉
さて、いきなりですが、不登校のお子さんを持つママに、絶対に言ってほしくない言葉があります。それは、「大丈夫?」という言葉です。
私のところにはしばしば、お子さんが不登校になって悩んでいるママさんがいらっしゃいます。そのママさんたちのお話を聞いていて、いつも思います。周りの人がママたちの悩みを増幅している、と。
ママ友はもちろん、ご家族親戚からの「大丈夫?」という言葉。学校に行かないなんて、そんなことを許していて大丈夫?行かせなくて大丈夫なの??
その言葉の裏側には、行かせないと後から大変なことになるよ、社会で生きていけない子になっちゃうよ、という心配心と、さらには、そんなことを許してちゃ、親としてダメだよ、行かせるのが親の責任でしょ・・・そんな責め心まで生まれちゃっていたりします。この言葉がどんなにママの心の不安を、悩みを大きくしているか・・・。
その言葉をかけられてママたちがイメージするのは、まさにわが子が将来、ひとりで生きていけない、ダメな子になってしまう・・・ということ。そんなことを言われなくても、十分にママたちは心配しています。だから、火に油を注ぐ様なものなのです。
なのに、周りの人は容赦なく、心配の火種の上に、さらに灯油をふりかけうちわであおぐがごとく、「大丈夫なの?」と言葉をかけます。もーーーーーーほんと、やめてあげてほしい。
もちろん悪気があって言っているのではなく、その人なりのそれが愛の表現なのでしょうが、その言葉がけは、愛とは裏腹な現実を引き寄せます。
想念が、思考が現実化するわけなので、そんなことを母親が思って子どもに接したら、本当にそのイメージが実現してしまいます。
ここに来てくれるママたちは、ホントに悩んで悩んで、藁をもすがるような思いで来てくれます。すごーーーーく暗い顔をしてきてくれます。でも、ここに通い続けるうちに、顔がどんどん明るくなっていき、心配だらけだった頭の中が徐々に楽しい未来を描けるようになっていくのです。
なぜそうなるのか?それはかけている言葉が全然違うからです。どんな言葉をかけているのか、というと、「大丈夫!!」です。
おんなじじゃーーん!!って??いいえーーーー、違います。同じ言葉ですが、「??」がつくのと「!!」がつくのは大違い。
「学校なんて、行かなくたって大丈夫!!」
「こどもはちゃんと、自分が進むべき道を進んでいるんだから、大丈夫!!」
「学校に行かなくても命とられないから大丈夫!!」
「世界中見渡したら、いくらでも生きるところはあるし、生き方も選べるんだから大丈夫!!」
「アインシュタインもエジソンも、スティーブジョブスだって学校では問題児扱いされていた子たち。学校の先生が持っている世界観の範疇を超えているから学校が面白くないのよ、大丈夫!!」
「何の疑問も感じないまま、学校は行くものだと思って当たり前に通っている子が多い中、行きたくないと言って、行かない行動を選択できる、それは素晴らしいこと。それができるのは能力なんだから、あなたの子どもは天才なの。だから大丈夫!!」
「ママが自分のやりたいことに向かって、一生懸命希望を持って生きていたら、イキイキ笑っていたら、子どもはそれを見習うから絶対大丈夫!!」
こんなことばかり伝えているから、ママは明るく元気になっていくのです。これからの社会は、みんなと同じことが同じようにできることには価値がなくなってくる時代。みんなと同じことは、AIがどんどんやってくれちゃう時代。
だからみんなと違う行動ができること、一見価値がなさそうなことにのめり込んで、とことんのめり込んで、自分なりの新たなものを見つけ出せる子がこれからの社会を作っていく。学校へいって、通り一遍の知識を詰め込んだり、できるようになったりしたところで、だんだん意味がない世の中になっている。
それを無意識にわかっている子ども達が、学校へ行かない、行けないことになっていて、つまりは天才で、すごい可能性を秘めているということ。
感性論哲学の芳村思風先生も、「不登校能力」とおっしゃっています。
今までみたいに大企業に就職して、その中で働き続けてお給料をもらい、一生安泰、なんていう、絵にかいたような人生をよしとしている考え方は、もう葬り去ったほうがいい。
あなたの近くにお子さんが不登校で悩んでいるママがいたら、「大丈夫!!未来を作る子どもなんだから!!ママも負けないように、自分の未来を考えてー!!」とぜひ言ってあげてください。
ここからはスピリチュアル的に・・・今、学校へ行けなかったとしても、その子の魂にとって学校へ行くことが必要なら、ちゃんと行ける時が来ます。今は行かなくてもいいし、ずっと行かなくてもいいのです。
そういう人生を歩む、って決めて生まれてきているし、起こることはすべて予定通り、そして人生にはメリットしかないのだから。
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