子どもは親を幸せにするために選んで生まれたってどういうこと?
あなたはこんなことを聞いたことがありますか?「子どもは親を笑顔に、幸せにするために親を選んで生まれてくる」と。
これは、スピリチュアルな学びの中でよく言われることですし、体内記憶の研究で有名な産婦人科の池川明先生も体内記憶のある子どもたちの証言から、このことをおっしゃっています私もそうやって伝えていますので、どこかで聞いたことはあるかもしれません。
それが本当だとして、じゃあどうして我が子はこんなに私を困らせるのかしら??私を笑顔に幸せにするために生まれてきたなんて到底思えない、なーーーんて思ったことがあるかもしれませんね。このことについて、どういう意味なのか、スピリチュアル的な視点で気づいたことをお伝えします。
まず初めに、「人は鏡」というのはどういうことか、というと、これは、目の前の人に言われた嫌なこと、あるいは、目にすると腹が立つこと、嫌だな、と思うことは、全部自分の中に持っていること、自分でもそう思っていることだ、という意味です。
それを踏まえて考えると、我が子に対してイライラすること、腹が立つことというのは、自分でもその要素があるということ、そしてそれを許していない、ということの表れです。
例えば小さいころに、出かけた先で楽しくてはしゃいでいたら、「お行儀が悪いわ。静かにして!」とお母さんに叱られて悲しくなって、次からはお母さんに叱られないように、お母さんに認めてもらえるように、本当ははしゃぎたいのを我慢して、お行儀よくしたとします。お行儀良くしていれば、お母さんには叱られないし、褒めてももらえるので、次からもお行儀よくするようになります。
そういうことが度重なると、まじめでおりこうちゃんなその子は、自分の「やりたい」気持ちには蓋をして、いい子であろうとすることが習慣になり、そのままいい子として大人になります。
そしてママになった時、我が子がはしゃいでいるのを見ると、「お行儀が悪いわ!静かにして!」と注意します。ところが我が子は言うことをききません。何度言っても、一瞬静かになる程度ですぐにはしゃぎだします。「もう!静かにしてって言ってるでしょ!何度言ったらわかるの!!」と腹を立てて怒ってしまいます。
これはつまり、小さいころはしゃぎたかった自分が、お母さんに認められるために自分で押し殺してきた自分が我が子の行動によって、ウズウズしてしまい、爆発したわけです。
はしゃぐことを許さなかったのは、お母さんではなく、本当は親の言う通りにすることを選択した自分であり、それを見て腹が立つのは、そのことを許してこなかった自分がいる、という証拠なのです。はしゃぎたい気持ちに素直にはしゃぐことを許してこなかった自分・・・それを我が子が見せてくれている。これが、「人は鏡」ということです。
そんな自分に気づいたら、小さいころ抑圧してきた自分の気持ちを認めてあげるのです。「あの時はしゃぎたかったんだよね。そうだよね、ママに叱られて悲しかったから、我慢してきたんだよね。でも本当ははしゃぎたかったんだよね。ママに『はしゃぎたい!』って言いたかったよね。」そんなふうに小さいころの自分の気持ちを理解してあげることで、その心が癒されていくのです。
そうすると・・・
目の前で子どもがはしゃいでいても、腹が立たなくなるのです。もちろん注意することはあったとしても、感情が逆なでされるような怒りは湧いてこなくなるのです。
ここまで読んで、子どもはママを幸せにするために選んで生まれてきた、という意味が分かりましたか?我が子はそうやって、あなた自身の中にある許せていない自分、抑圧してきた自分を自らの言動で映し出してくれているのです。
我が子の許せない言動から、あなたの潜在意識にある許せていない自分、抑圧してきた自分の気持ちを癒していくことを続けていくと、あなたの中のネガティブな感情がどんどんとクリアになっていき、心が穏やかでいられるようになっていくのです。あなたが癒されるために、我が子はわざわざ、癒すべきあなたを見せてくれているのです。
だからそういう意味で、子どもは親を笑顔に、幸せにするために、親を選んで生まれてきているのです。我が子の言動を見て腹が立つこと、怒りが湧いてくることがあったら、それは自分で何を許していないのかを考えてみてください。
そしてそれがわかったら、小さいころのあなたに、声をかけてあげてください。きっとあなたの心が、毎日が、穏やかでシアワセなものに近づいていくでしょう。
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