褒め方のヒントはコーチングセミナーで


子育てで、褒めることが必要だと言われている理由をご存知でしょうか。子どもは、褒められることで認められることへの喜びを感じます。


自分のしたことを褒めてもらえると、それは自信となり、もっと頑張りたい気持ちが芽生え、努力するようになります。そうすることで、子どもは心身ともに伸び伸びと成長していくのです。


タイミング


褒めることは簡単かと聞かれると、その答えはNOです。子どもをよく見て、心を込めてタイミング良く褒めることは、とても難しいことなのです。同じ調子や、褒めなければいけないという気持ちは、子どもにすぐ見抜かれてしまいます。褒め方の質を高めるためには、工夫が必要です。


言葉だけではなく、スキンシップを図ってみるのも効果的です。手を握り、抱き合い、時にはハイタッチをするなど、子ども自体のテンションも上がり、一緒に喜びを感じているという感情を見えるように表現することが大切です。


時には手紙を書いてみるのも良いかもしれません。また、他の子と比較した褒め方や、結果のみを褒めるのは、おすすめできません。プロセスを褒めるようにすることが大切です。


感謝する


「良くできたね、偉かったね」以外の言葉でも褒めることができます。できたことや、それまでのプロセスを褒める際に、褒めている側の感情を込めると更に具体的になります。


たとえば、「食器洗いを手伝ってくれてとても助かりました、ありがとう。綺麗に洗ってくれたから、とてもピカピカだね。おかげでママはお洗濯ができました。食器を洗うために、いつもよりゲームの時間を15分短くしてくれたこともママはとっても嬉しかったよ。」という感じです。


食器洗いが上手にできていたこと、洗ってくれたことへの感謝、手伝いのためにとった行動をちゃんと見ていたこと、そしてそれが嬉しかったこと、をしっかり伝えます。


当たり前だと思わない


「もう○才なんだから、できて当たり前でしょ。」という発想は排除してしまいましょう。年齢や性別などにとらわれ過ぎてしまうと、本質が見えなくなってしまうからです。つまり、子どもが達成したことやがんばったことは、大人が分からない感情や努力の結晶なのです。


プロセスを褒めることで、その感情や努力を認めてあげるということにつながり、子どもの自立心を生みます。大人が長い人生で経験してきたことも、幼い子どもにとっては新しい経験だったりすることがあります。子どもの目線で考えることが大切で、そこから一緒に信頼や喜びを積み重ねていきましょう。




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