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子どもに宿題をさせるのは親の務め??

2015年12月16日(水):配信

おはようございます! 
 
さて、ちょっと長いですが、
お付き合いください。

 
私は常々疑問に思っていました。

 
どうして世のママたちは、
「宿題やりなさい!」
「勉強しなさい!」
と言ってはイライラしているのか。
 
子どもが宿題をやらなかったら、
親は宿題をさせなければいけないのか?
 
勉強しなかったら、
隣に付き添ってでも
勉強させなきゃいけないのか?
 
 
「それをするのは親の務めでしょ。」 
 
と思っている親御さんは多いと思います。 
 
 
 
学校の先生ですら、 
「おかあさん、宿題や忘れ物がないように 
注意してください。」 
とおっしゃるようです。 
 
 
 
ある進学塾では、 
「プリントを整理するのは 
お母さんの仕事です。」 
というそうです。 
 
 
 
でもそれって、ホント?? 
 
 
 
ホントのホントに 
そうしなきゃいけないの?? 
 
 
 
私は親から「宿題をやりなさい」も、 
「勉強しなさい」も、 
言われたことはありません。 
 
 
 
そしてわが息子にも 
言ったことがありません。 
 
 
 
言わなくてもやったから?? 
 
 
 
いえいえ、うちの息子、大学受験の時も、 
部屋のドアを開けるとゲームしてたり、 
ガンガン音楽掛けてたり、 
誰かとチャットしてたり・・・ 
 
 
 
ずっと勉強している姿を見ていたわけでは 
ありません。 
 
 
 
もちろん小学校のころは、 
宿題をやらなかったことはありません。 
 
 
 
・・・というか、だと思います。 
 
 
 
正確には、それを把握していません。 
 
 
 
なぜなら、私の問題ではないからです。 
 
 
 
宿題をやったかどうかなんて、 
まったく気にしていなかったのです。 
 
 
 
ある意味やって当たり前だし、 
やると信じていたから、なのですが。 
 
 
 
もしやらなかったとしても、 
私は「やりなさい。」とは 
言わなかったでしょう。 
 
 
言うとしたら、 
「宿題やらなくていいの?」 
です。 
 
「やらなくていいの。」と言ったら、 
「あ、そう。」 
以上。 
 
(実際夏休みの宿題は、 
「これはやらなくてもいいの。」 
と言って、いくつもやらなかった 
苦手な宿題がありました。) 
 
 
 
でもね、それだからこそ、 
息子は自分事として、自分の責任で、 
宿題をこなして行ったんです。 
 
 
 
宿題をするのって、誰の問題ですか? 
 
 
 
勉強するのって、誰の問題ですか? 
 
 
 
子どもの問題でしょう。 
 
 
 
それを親が「やりなさい!」と 
命令するのは、 
その時点で親の問題として、 
親が取り上げてしまっているのです。 
 
 
 
それを続けるから、 
子どもにとって宿題も勉強も 
どんどんと自分事ではなくなる・・・。 
 
 
 
「子どもだから、一人でできないから、 
見てあげるのが当たり前でしょう。」 
 
 
 
そう思いましたか? 
 
 
 
私からすると、 
小学校高学年以上になっても、 
隣につきっきりで勉強を見ている 
なんてことは、 
目ん玉飛び出して戻らないくらい、 
アンビリーバボーな話です。 
 
 
 
親にはほかにやるべきことがあるはずです。 
 
 
 
そんな時間があるのなら、 
社会のために何かする方が 
よっぽど価値がある。 
 
 
 
あなたはなぜ、子どもがひとりで 
「できない」 
と思っているのですか? 
 
 
 
「できない」「きっとやらない」 
と思っているからそうなるのです。 
 
 
 
「絶対やる」 
「いつかやる」 
「やらなきゃ!って気づくときが必ず来る」 
 
 
 
それを信じていたら、 
「やりなさい」 
なんて言葉は出てこないはずなのです。 
 
 
 
宿題をやらずに学校へ行って、 
授業がわからなくて困っても、 
それは子どもの問題。 
 
 
 
先生に叱られても、 
それは子どもの問題。 
 
 
 
成績がどんどん落ちて行っても、 
それは子どもの問題。 
 
 
 
ドンドン落っこちて、 
どん底になって、 
もうどこの高校にも行けない 
かもしれない・・・ 
 
 
 
その時初めて気づくかもしれません。 
 
 
 
または、 
「勉強向いてないや。 
でもこのままじゃ大人になって 
生きていけないから、何かしなきゃ。」 
と専門学校を選ぶかもしれません。 
 
 
 
そうやって子どもが自分で気づいて、 
自分で人生の責任を持つようになる 
チャンスを、 
親が奪ってはいけないのです。 
 
 
 
そうなるために、小さいころから 
子どもに与え過ぎないでください。 
 
 
助けすぎないでください。 
 
 
そして親も子どもに伝え続けてください。 
 
「言っとくけど、20歳になったらもう、 
あなたの面倒はみないからね。 
その時までは何とかしてあげるけど、 
その先は自分で稼いで 
自分で生きて行ってね。」 
 
 
親も腹をくくるのです。 
 
 
 
でも「何もしない」ということでは 
ありません。 
 
 
 
唯一することは、見守ること。 
 
 
 
もし子どもから、SOSが出たら、 
その時はサポートしてあげること。 
 
(サポートとヘルプは違います。 
おなかのすいた子に、魚を与えるのではなく 
魚の釣り方を教える、というのは 
よく言われるたとえ話です。 
高い木になっているリンゴを 
子どもが食べたいと言ったら、 
リンゴを取ってあげるのはヘルプ、 
どうやったらとれるかな? 
と一緒に考えて、 
ハシゴの下を支えてあげているのが 
サポートです。) 
 
 
 
とにかく、子どもが自らSOSを出すまで、 
黙って見守るのです。 
 
 
 
それが親の務めです。 
 
 
 
親の信じる力が、 
子育てで試されているのです。 
 
 
 
「子どもを勉強させるのは親の務め」 
から 
「子どもが勉強するのは子ども自身の問題」 
に変えて行かないと、 
ドンドン日本人が弱くなる気がします。 
 
 
 
もうすでに読まれたでしょうか? 
「嫌われる勇気」 
自己啓発の源流「アドラー」の教え 
ダイヤモンド社 
http://amzn.to/1Y9Enhm 
 
アドラー心理学の本です。 
 
 
 
ここにも書いてあったので、 
やっぱりそうだよねー、 
と思って書いた次第です。 
 
 
 
=====以下引用====== 
 
勉強することは子どもの課題です。 
 
 
そこに対して親が 
「勉強しなさい」と命じるのは、 
他者の課題に対して、 
いわば土足で踏み込むような行為です。 
 
 
それでは衝突を避けることは 
できないでしょう。 
 
 
われわれは 
「これは誰の問題なのか?」 
という視点から、 
自分の課題と他者の課題とを分離していく 
必要があるのです。 
 
 
・・・・・・・ 
 
 
確かに世の親たちは、頻繁に 
「あなたのためを思って」 
という言葉を使います。 
 
 
しかし、親たちは明らかに自分の目的、 
それは世間体や見栄かもしれませんし、 
支配欲かもしれません、 
を満たすために動いています。 
 
 
つまり「あなたのため」ではなく、 
「わたしのため」であり、 
その欺瞞(ぎまん)を察知するからこそ、 
子どもは反発するのです。 
 
======ここまで======= 
 
 
 
どうぞお子さんを信じられる親で 
いてください。 
 
 
 
お子さんが誰より信じてほしい人は、 
親であるあなたなんです。 
信じることが最高の承認です。 

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photo credit: Noa Strupler via photopin (license)